変形性膝関節症 - 自家骨髄吸引濃縮物注射（BMAC注射）

あなたの膝は、あなたの骨髄で新しく生まれ変わります。

非脈内注射（BMAC）をご存知ですか？

若い頃は健康だった膝関節が高齢になると、膝の軟骨と周辺組織がすり減り、炎症や腫れが生じ、痛みを感じるようになります。軟骨には血管もなく、再生をするための幹細胞もないため、一度損傷すると自然再生ができません。

変形性関節症に進行すると、最後の手段として「人工関節手術」まで検討することになります。このような時に、自家骨髄吸引濃縮物注射が選択肢となるのです。

患者の股関節から採取した骨髄を遠心分離した後、膝関節に骨髄吸引濃縮物(BMAC - Bone Marrow Aspirate Concentrate)を注射すると、痛みが緩和され、機能改善にも役立ちます。

  • 1
    自己骨髄を利用するため、免疫拒絶反応がありません。
  • 2
    局所麻酔で行われるため、自家骨髄採取の過程が簡単です。
  • 3

    外部で培養していないので、遺伝子組み換えのリスクがありません。

  • 4

    迅速に施術が可能で、一時的な効果ではなく、根本的な治療が可能です。

自家骨髄幹細胞治療の効果

自家骨髄吸引濃縮物の施術過程

患者の膝関節の状態を正確に診断するために、MRIやX線などの画像装置を通じて軟骨の損傷程度と変性関節炎の進行度を評価し、自己骨髄吸引濃縮物注射が効果的かどうかを判断します。

STEP 1 自家骨髄採取

患者の体から自家骨髄を採取

STEP 2 セルフィルタリング

高性能キットに抽出した骨髄を注入

STEP 3 遠心分離

超高速遠心分離を実施

STEP 4 骨髄血漿除去

赤血球と血漿層を分離

STEP 5 中皮細胞の抽出・濃縮

抽出した間葉系細胞を濃縮

STEP 6 骨髄吸引濃縮物注射

膝に骨髄吸引濃縮物（BMAC）を注射します。

BMAC注射の施術対象

退行性関節炎で軟骨は損傷しているが、まだ脚の骨の変形がない患者が治療を受けることができます。膝の軟骨が完全にすり減った退行性関節炎の末期には、自家骨髄を利用した治療もあまり効果がないため、人工関節手術を考慮する必要があります。

画像機器を使用した検査の等級には、変形性関節炎の進行度を示すKL等級と、軟骨の損傷程度を示すICRS等級があります。 KL 2~3等級と ICRS 3～4等級の変形性膝関節症の患者さんがBMAC注射の対象となります。

👉 関節炎の症状がそれほどひどくない1等級や、関節炎が進行した4等級の患者の方々は、大きな効果を得られない可能性があります。

KL 1等級

関節を動かすときに断続的に痛みを感じる

KL 2等級

階段を昇り降りする際に痛みがひどくなり、持続的な痛みにより歩くことが不自然になる

KL 3等級

軟骨の摩耗が続き、じっとしていても膝に痛みがある

KL 4等級

軟骨がほとんどすり減り、骨同士がぶつかることで、日常生活が困難なほどの痛みがある

変形性関節症 - 自家骨髄で再び歩く幸せを見つけましょう！

自家骨髄吸引濃縮物注射の実費負担保険

膝関節炎自己骨髄治療は、2023年7月に厚生省の「新医療技術」として認定され、治療の安全性と有効性が合法的に証明されたため、実費保険の適用を受けることができます。

さらに、X線、MRI、関節鏡検査のグレードに基づき、以下の要件を満たす場合に実費補償型の医療保険が適用されます。

① 関節の隙間が明確に狭くなっている状態でなければなりません。（KL 2～3等級）
② 軟骨が50％以上損傷した関節炎患者が対象となります。（ICRS 3〜4等級）

自家骨髄幹細胞 実費補償型の医療保険

 

 

 

従来の治療法 自家骨髄吸引濃縮物注射
わずかな切開を通じて塗布する方法
麻酔が必要です
手術後3〜6週間程度、体重負荷の制限があります
軟骨欠損面積 2〜9 cm²
治療費用は約10,000, 000 (KRW)前後です		 切開なしで注射
麻酔は必要ありません
治療後すぐに日常生活が可能です
軟骨欠損面積に制限はありません
従来の治療の1/3レベル

治療効果は個人の状態によって異なりますが、一般的に1～2年程度は痛みの緩和効果を実感することができます。

実費保険は、X線、MRI、関節鏡検査の等級を基準に以下の要件を満たす必要があります。

① 関節の隙間が明確に狭くなっている状態でなければなりません。（KL 2～3等級）
② 軟骨が50%以上損傷した膝関節炎患者が対象です。（ICRS 3～4等級）