神経形成術

手術なしで注射による腰椎と頸椎の椎間板ヘルニアを治療します

神経形成術とは?

神経形成術は、腰椎椎間板ヘルニア、頸椎椎間板ヘルニア、狭窄症を治療するために、脊椎の骨の間に直径1mmの超小型カテーテルを挿入し、特別な薬剤を注入する非手術的治療法です。

最大の利点は、傷跡と副作用が少なく、安全性が高いため、繰り返し治療が可能であることです。

特に頸部の神経形成術は高度な難易度の施術で、韓国ではごく少数の病院でしか実施されていません。高血圧、糖尿病、心臓病などで施術が難しい方にも適用可能な安全な施術です。

神経形成術とは

神経形成術の施術過程

神経形成術は、癒着した椎間板と神経の炎症により、薬剤が病変部位に届かず流れ出す問題を改善します。尾てい骨を通して1~2mm程度の細いカテーテルを挿入し、C-Arm画像装置で治療部位をリアルタイムでモニタリングしながら薬剤を投与して、癒着を取り除き炎症を軽減します。椎間板疾患患者の約90%はこの施術によって改善が期待できます。

神経形成術の施術対象

神経形成術の利点

  • 1

    治療時間が短いため、日常生活への復帰が早いです。

  • 2

    高血圧、糖尿病、骨粗鬆症がある方や高齢の患者にも施術が可能です。

  • 3

    リアルタイムのX線画像を見ながら施術を行うため、安全です。

  • 4

    1泊2日の短期間の入院治療が可能です。

神経形成術の施術対象

  • 1

    脊椎に退行性疾患がある方

  • 2

    外傷による神経損傷後の痛みがある方

  • 3

    腰部や頸部に椎間板がある方

  • 4

    腰部や頸部に慢性的な痛みがある方

  • 5

    手術後に痛みが再発した方

  • 6

    腰部や頸部に狭窄症がある方

神経形成術の注意事項

  • 1

    稀に炎症などが発生することがあります。

  • 2

    施術後の入浴は1週間後に可能です。

  • 3

    腰に負担をかける姿勢は避けるべきです。

  • 4
    施術部位が腫れたり熱が出たりした場合は、来院する必要があります。
  • 5

    施術部位に温熱療法や理学療法は避けるべきです。

  • 6

    施術後、歩く際に一時的に脚に力が入らないことがあります。

  • 7

    施術後に改善が見られない場合、根本的な治療が必要な場合があります。

神経形成術で狭くなった脊柱管の幅を広げます。

X線画像装置 C-Arm

C-Armは移動型X線画像装置で、手術室や救急室で正確な診断を行うために使用される医療機器です。施術部位にX線を透過させ、リアルタイムで骨格や神経の状態、病変の有無、サイズ、位置などのさまざまな情報を提供する手術用画像診断装置です。

高解像度のデジタル画像医療機器C-Armを使用して、正確な診断と迅速な施術が行われます。

バルーン拡張術 C-Arm 撮影写真 1
バルーン拡張術C-Arm撮影写真 2

C-Armで撮影した神経形成術の写真

C-Arm画像診断装置

神経形成術は、炎症が発生した神経病変部位に注射針で薬物を注入し、炎症を取り除き痛みを軽減する非外科的治療法です。したがって、傷跡や副作用が少なく、安全性が高いため、繰り返し治療が可能です。

バルーン拡張術は神経形成術から発展した施術で、バルーン内蔵のカテーテルを脊椎に挿入し、狭くなった脊柱管の幅を広げる方法です。